なぜ Ethereum は人気が無いのか?
昨日の下げは本当に酷かったですね。一週間かけて築いたものが一瞬で0になる感覚。どこかで一斉にビットコインの売りが出たものと思いますが、大きなアクシデントが発生したわけでも無いのに、こんなに簡単に価格が下がるならビットコイン ETF は一生無理でしょうね。ビットコインが取引所の基軸になっている以上、他のトークンも連動して価格が変動してしまうのでこの連動性を切るのが必要では無いかと私は思います。
以前国内仮想通貨市場でビットコインを超えるリップル(XRP)の現物保有額が明らかに|自主規制団体が統計情報を初公開というニュースが話題になりました。日本での XRP の強い人気が裏付けられたわけですが、一方で、Ethereum 人気が無いことも裏付けられてしまいました。今回はなぜ Ethereum は日本では人気が無いのか考えてみます。
色々と思いつく点はあるので一覧にしてみました。
- エヴァンジェリストがいない
- 上記の理由のため情報収集には英語や技術的なスキルを求められる
- 情報が多すぎて追うのが大変
- 技術的に難しい内容が多い
- オタクっぽい
- The DAO ショック事件などトラブルが多いように見える
- 他のプラットフォームから目の敵にされており FUD が多い
こんなところでしょうか。
一番の原因はエヴァンジェリストがいないという事かもしれませんね。ここ数年 Ethereum 関連の人たちを Twitter で観察しましたが、Ethereum だけに専念して情報配信する人は皆無でした。大抵ビットコインや相場+Ethereum とか、他のプラットフォームも扱っていたりと、ビットコインとか XRP、ビットコインキャッシュのように俺は Ethereum の事は何でも知ってるという感じの方は失礼な感想かもしれませんが見かけませんでした。ただ、Ethereum の場合何でも知ってるというところまではいかなくても、この人詳しいという人はいますし、他のプラットフォームみたいに狂信者の方はいないので安心して見てられます。海外には EthHub とかエヴァンジェリスト的存在がいるので、英語が不得意でも Ethereum の情報を追うならフォローする事をおススメします。今後、後述の二人を含めておススメの英語圏の Twitter アカウントを紹介する予定です。
二番目に大きな原因としては、コミュニティ文化がオタクっぽいかなというところですかね。ヴィタリクさんを始め、開発者サイドには結構オタクっぽい人が多い印象です。
https://www.businessinsider.jp/post-164728
上の記事を見てほしいのですが、
イーサリアム・コミュニティ・ファンド(ECF)での報道陣向けのフォトセッションでなぜかいきなり「ダブルピース」をしたヴィタリック。
と下の方の写真にキャプションがあります。これは恐らくただのダブルピースではなく、日本の変態文化に関するものでかなりオタクっぽいです。今ではそうでも無いですが、以前はかなりTシャツデザインやファッションセンスに関しては色々言われましたね。一般人からズレてる感覚が Ethereum が敬遠される理由かもしれません。
いくつか人気が無い原因を考えてみましたが、これでも時価総額2位で、たくさんのステークホルダーから支持される優良プラットフォームだと思いますので、私は5年も10年先も応援するつもりでいます。