(EIP-1559) 将来 Ethereum のトランザクション手数料が安くなりバーンされるかも?
どうやら、将来 Ethereume 1.0 チェーンにてトランザクション手数料が安くなり、供給量が減ることによる価値の上昇(Ether の焼却)を見込めそうです。
Eth Hub 創設者 Eric Conner さんが、Ethereum のトランザクション手数料の現在の問題点と、将来 EIP-1559 によってそれは改善されると後述のブログで説明しています。
EIP-1559は現在の手数料体系に変わる新しい手数料体系で、ヴィタリクさんから提案されたものです。
Eric Conner さんによれば EIP-1559によって我々は、BASEFEE と tip を払うだけで済むようになり、以前当ブログで説明したような煩わしい Gas 設定で苦労せずに送金やトランザクション発行を行えるようになるとのことです。BASEFEE はその時のネットワークがどれくらい混雑しているかに基づくプロトコルによって上下に自動的に決定され、tip は急ぎの送金をしたい場合マイナーに余分にはらうチップとして機能します。
この新しい料金体系の重要な点は、プロトコルによって BASEFEE は焼却(バーン)されマイナーは tip しか受け取れないことです。マイナーがユーザーからより多くの料金を引き出すために料金を操作することを防げるからです。また、Ether のみが Ethereum での取引の支払いに使用できることを保証し、Ethereum プラットフォーム内での Ether の経済的価値を確固たるものにします。
まとめると、新しい料金システムは Ethereum とユーザに以下の利点をもたらします。
- トランザクション手数料を最大90%節約
- 料金入札システム自動化によるユーザー体験(UX)を大幅に改善
- 上級ユーザー向けの予測可能な料金体系を提供
- トランザクション確認のための予期しない待ち時間の減少
- ネットワークが混雑しているときでもユーザーが回線を「ジャンプ」できるようにする (?ちょっと意味が分かりませんでした。)
- もしも手数料が報酬を支配していても、利己的マイニングを防げる
- プロトコルレベルで Ether の経済的価値を保証する
Eric さんは時期アップデートであるイスタンブール(10月くらいの予定)にて実装されることを期待しています。興味のある方は下記のスレッドにて議論が行われていますので、併せてこちらもご一読ください。