デスクトップ版 Opera ブラウザが Web3 対応したので使ってみた
We are thrilled to launch a major update to our PC browser, codenamed Reborn 3. Learn how Opera sets a new standard of browsing: https://t.co/YdeVhkxPzK pic.twitter.com/KwlGBfrrey
— Opera (@opera) April 9, 2019
ということで、デスクトップ版 Opera でどれくらい Web3 アプリが扱えるか確認してみたので、今回はその話になります。
去年の12月から Android 版 Opera は 既に Web3 対応しています。本日、上述の通りデスクトップ版でも Web3 が扱えるようになりました。Android 版は正規版としては、フル機能の Opera、モバイル最適化の Opera touch, Opera mini の3種類あり、他に先行機能実装版(β版)として2種類あります。Web3 はフル機能の Opera だけ(恐らくβも含む)実装されているようです。
デスクトップ版は、Android 版と連携することで初めて Web3 を利用できます。
利用方法
セットアップの流れ
- Android 版をスマホかタブレットにインストール
- Android 版の Crypto Wallet の設定からウォレットの設定をする
- 新しくウォレットを作るか、パスフレーズがあればパスフレーズからウォレットを復元する
- デスクトップ版をインストールする(インストール済みの場合は、ブラウザの Opera アイコンから最新版へアップデートする)
- デスクトップ版の詳細設定を開き "Crypto Wallet" を有効にする
- デスクトップ版の左のサイドバーに財布アイコンが表示されるので開く
- デスクトップ版"Crypto Wallet"の指示に従う
ここまでやってやっと Web3 が使えます。デスクトップ版はそれのみで機能しません。
使い方は、
- トランザクションを発行するタイミングでデスクトップ版 Crypto Wallet が開いて、
- Android 版にプッシュ通知が行われ、
- 通知バーから Opera を開いて、
- Android 版で承認
という流れになります。ちょっとバグがあって、Android 版の画面を開いているとうまく承認画面が出ずにトランザクションが発行できないことがありました。なので、今のところはAndroid 版の画面を予め閉じておく必要がありそうです。
感想
Uniswap と Compound と CDP Portal で動作確認をしました。CDP Portal はトークンのロック解除操作はできましたが、左側の画面を開けず CDP を操作出来ませんでした。Uniswap は Swap が行えることを確認。Compound は Supply ができる事は確認できました。一部の動作にバグがありそうです。
承認をモバイル端末側で行うので面倒だけどセキュアな気がします。PC だとちょっとセキュリティが不安ですが、モバイル OS だと各アプリ毎で隔離が出来ていて、比較的安全性が確保できているので、秘密鍵を預けても安心感が PC よりは有るかなと思います。ハードウォレットの購入を検討していましたが、1000万も資産は無いのでこれでもいい気がしました。もちろん Opera という企業をどこまで信用していいかという問題はありますが、素性がさだかでは無いハードウェアウォレットの会社より有名な会社ですし、まあまあ安心じゃないでしょうか。基本大金をお持ちの場合は、分散管理がおススメです。
※ (面倒くさいからこその矛盾しているようで、大金はカストディアンサービスなんでしょうね)
幾つかバグがあるみたいなので、当面 Opera 版拡張機能の Metamask を併用しようと思います。今後 iOS 版で同じことができるならそちらに移行する予定です。